HIVの12の初期症状

HIV感染の疑いのある初期症状について

HIVに感染すると2-8週間の間に初期症状が現れます。

研究機関が発表している12の症状があり、個人差はありますが確認しておきましょう。
主に風邪に似た発熱と発疹を中心に初期症状が現れます。
1-2か月の間に疑わしい行為があった場合はHIVの初期症状かもしれません。

初期症状が出るタイミング

HIVに感染すると、体内では徐々にHIVが増殖を始めます。
はじめは少数のウイルスも、爆発的に数を増やしていきます。

本来は体にいないHIVは、その増殖にあわせ体が体外に信号を発信します。

症状が出るのはだいたい2-8週間の間といわれていて、自然に症状が消えてしまいます。

もちろんHIVは完治することはなく、症状がない時も体を蝕み気がつくとエイズを発症していることもあります。
いまでもいきなりエイズの告知を受ける人も少なくないので、注意が必要です。

エイズを発症すると治ることはなく、後は病気と闘いながら数年の余生を過ごすだけです。
でも、HIV感染初期の段階で発見することができると、40年以上もエイズの発症を遅らせることもできています。

感染が20代でも60代まで生きることができますし、今後の医学の進歩によりさらに発症を遅らせたり、完治もできるかもしれません。

エイズの発症がなければ、健常者とそれほど差のない生活ができるので、もしも疑いがある場合は必ずHIV検査を受けておきましょう。
HIVの初期症状には、アメリカの健康サイト『Activebeat』に12の症状があると紹介されているのでその症状を説明します。

(1)熱がある

ほとんどのHIV感染者が初期症状で経験します。
日本の大学の研究でもHIV感染者の9割の人が経験するレポートがあります。

特徴としては、汗をかくほど熱くなります。
また市販の薬だけでなく、HIVは抗生物質も効かないので、医師から処方される薬でもあまり効果はありません。

人によっては、解熱鎮痛剤で熱が下がることもあります。
もちろん、症状をおさえているだけで、ウイルスを退治しているわけではないです。

これまで健康だった成人が、急に高熱を出し、数日続く場合はHIV感染の可能性があります。

高熱・発熱で感染疑惑!

(2)喉の痛みがある

HIV感染の初期症状で多くの人が経験する「喉の痛み」です。
元々乾燥に弱く、いつも喉の痛みがある人もいますよね。

よくある扁桃腺が腫れる症状は細菌やウイルス感染が原因になります。
インフルエンザとHIVの初期症状が似ているのはウイルスが体内に入りおきます。
免疫力が低下し、喉が痛くなります。

おそらくほかにも症状が出ているので、確認しましょう。

(3)身体の痛み

HIVがリンパ節に侵入し腫れあがります。
体の節々が痛くなります。

全身筋肉痛のような感じで倦怠感も感じます。

発熱をともなうと症状として体が痛くなる人も多いので、わかりやすい症状の1つです。

関節痛と筋肉痛について

(4)咳が続く

咳が続く事もHIV感染の初期症状です。

インフルエンザと違うのは、咳止めはあまり効果はなく、もちろん抗生物質も効きません。
HIVは現代の医学では完治できないので、通常の薬を飲んでも効果がないのです。

深く乾いた咳が続くときは注意しておきましょう。

(5)リンパ節の腫れ

HIV感染者の6割以上の人がリンパ節の腫れを初期症状で経験している結果がでています。
首、脇の下の他に、股関節のそけい部が通常時ではありえないハリ、腫れがでます。

症状としてはわかりやすいですし、他の病気ではあまりない症状なので発見しやすい初期症状です。

リンパ節の腫れが長期間続く場合

(6)頭痛

頭痛の経験もHIV初期症状で多く見られます。
慢性的に頭痛を経験し、いつの間にか消えています。

ただインフルエンザの他、もともと頭痛になりやすい人もいるので、見分けがつきにくい症状です。

頭痛は感染の可能性があるかも

(7)体重が減る

下痢や嘔吐があり体重が減少することもあります。

調査結果のなかでは下痢や嘔吐は3人に1人が経験していて、続くと急激に体重が落ちます。
体が消耗し、よりひどい症状が続きます。

一時的な食中毒やお腹を下した程度だと一日前後で回復しますが、HIVの場合は継続します。
目安として体重が5%以上急激に落ちるようであれば注意が必要です。

「下痢」は危険信号?

(8)疲労感がある

倦怠感を感じ、休んでも、寝ても疲労が取れないことが続きます。

発熱をともなっていることも多いので、より疲れが取れない感じがあります。
HIVでは多く見られる症状で、進行してからもこの症状が頻繁に現れます。

HIVで感じる疲労感(だるい、倦怠感)とは

(9)発疹がある

発疹も代表的なHIV初期症状の1つです。
感染者の7割が経験をするものです。

場所はあまり特定されず、性器、顔、体、腕、足とできます。
症状は赤い腫れ、かゆみ、という軽度のものから皮がむけ水ぶくれになるような場合もあります。

HIVの初期症状、発疹はかゆみを伴うこともある

(10)寝汗をかく

HIVの特徴として就寝中に大幅に体温が上がることがあります。
当然体温調整のために汗をかくことになり、朝起きると汗がひどいことがあります。

(11)口にヘルペスができる

ヘルペス自体は珍しいものではないです。
また頻繁にヘルペスを発症する人も多いので一概にはいえません。

ただHIV感染すると免疫の低下からヘルペスになることが多いです。
初期症状として注意しておきましょう。

HIVの疑いのあるヘルペス

(12)何の症状も全くない

実は一番危険なのが自覚症状がないこと。
いえ、言い換えると症状に関心がない人です。

一番感染の危険が高く、知らないうちにHIV感染を広げ、自身はいきなりエイズと告知されるパターンです。

疑わしい相手と、感染の疑わしい行為を経験している人はHIV感染の初期症状がなくても検査はしておくべきです。

HIV感染は怖くない

HIVは現在の医学では感染してもあまり怖くないです。

HIV感染者は薬を飲み続けることや、定期的な医師の診断を受ける必要はありますが、見た目は健常者と変りありません。
そして医師と病気に立ち向かうことで、エイズの発症を数十年遅らせることもできています。

ほぼ寿命と同じ年数を生きることは現実としてありえることです。
早期発見、早期治療ができればHIVの感染は怖くありません。

怖いのは、HIV感染に気がつかず、医師の治療をうけずに、そのまま免疫を減らしエイズを発症することです。
エイズは今の医学では治すことはできないので発症してしまうと、他の病気にかかったり、その副作用と戦う日々が続き、最後は生命も奪われます。
見た目は完全な「病人」ですし、もちろん数年病院の外に出ることはできません。

出るときは・・・・そのときです。

HIVは初期の段階で気付く事ができれば、全く怖くないのです。
疑いのある場合は必ずHIV検査を受けましょう。